4.高等部
これまでに培った日本語能力と日本文化知識をさらに伸ばすとともに、実践的な活動も取り入れながら、卒業後も自ら日本語を学んでいこうとする意欲や関心を高めることを目的とします。
週3時間の国語では、生徒の実態を考慮しながら文科省認定教科書から教材を精選して指導します。また、教科書以外にも、生徒の興味関心に沿って、様々な文章から教材を選定し授業を行います。高等部一年生では、課題研究発表会への取り組みの中で、主に表現力を磨くことを目指します。
週1時間は、国語科以外の教科分野(主に日本史)や行事指導に充て、他方面からの日本語力補強や日本文化理解を目指します。
*高等部二年制について
ドイツ現地校ギムナジウムが2004年度からG8制を導入したことにより、従来の三年で卒業では、最長就学年数を持つ学校との両立が難しくなりました。そのため2011年度入学の生徒より高等部は二年で卒業するという二年制に移行しました。
高等部学年別学習目標
*中学部まで(国際部Aまで)に培った基礎的な日本語力に基づき、実務的・実際的な活動も入れながら学習を進めていきます。
*将来継続して日本語を学んでいく、あるいは学んだことを実生活で生かしていく力をつけることを目指します。
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一学年 |
卒業学年 |
理解 |
○社会生活に関わる事柄についての話や文章を、自分の考えと対比しながら正確に理解することができる。 |
○社会生活に関わる事柄についての話や文章を、自分の考えと対比しながら多角的に理解することができる。 |
表現 |
○社会生活に関わる事柄についての自分の考えを、目的や相手に応じて的確に説明し、伝えることができる。 |
○社会生活に関わる事柄についての自分の考えを、目的や状況に応じて、効果的な言葉や構成を工夫して説明したり論じたりし、伝えることができる。 |
興味・関心 |
○日本文化や歴史に対する関心を深め、基礎知識を基に日本語学習意欲と関心を高めることができる。 |
○日本文化や歴史、日本語に対する関心をさらに深め、継続して日本語を自主的に学習しようとする意欲と関心を持つことができる。 |
日本文化理解 |
○授業や日本的な行事を通じ、日本文化・習慣や、その背景にある歴史・風土・文化史及び日本への興味・関心を高めるとともに、自分と日本との結びつきを意識することができる。 |
○授業や日本的な行事を通じ、日本文化・習慣や、その背景にある地理・歴史・風土・文化史及び現代の日本へも興味・関心を広げるとともに、これからの自分と日本との関わり方について意識することができる。 |